社労士試験結果が発表されて僕はめでたく受かった。
ということで、今年の社会保険労務士試験を振り返って総括してみようと思う。
まず、選択式
あまりにも救済が多くてびっくりだった。
個人的には、受験しながら労災は救済されるだろうと思った。
ただ、労災の問題は、大原の選択式答練でずばりそのものの問題が出てきていたことと、白書まとめでズバリそのものが書かれていたので、大原生に限ってはここは救済されるところではなく実力で3点取らなければならない箇所だと思った。
今年の労災の問題に関してはズバリこの内容が読売新聞の連載として夏前に組まれていたので、大原生でなくても読売新聞をとっている人は是が非でも落としては行けない問題だと思った。
私としては、社会保険一般常識が救済されたために合格出来たのだが、これに関しても、実力で3点取れなければならないと思っていた。かりに、よくわからない問題だと思ったとしても、国語の問題として3点確保はしなければ行けないと思った。
厚生年金についての救済は、よくわからない。昨年国民年金の問題でこけた私としては、この問題をきっちり復習していれば今年の厚生年金3点はキープ出来たはずだと思う。私自身昨年の国民年金の問題を精査して、完璧に理解していたわけではなかったが、何となく3点確保が出来た。本来なら、ここはまぐれでなく実力で3点確保しなければ行けない問題だと思う。ということで、個人的には厚生年金の救済は意味が分からなかった。
国民年金と労基安衛の救済は全く意味不明だと思った。
個人的にはこんなの基礎問題だろう。と思っていたので、今年の救済は労災は来るだろうと思ったが、その他についてはかなり可能性が低いだろうと思っていた。
逆に、多くの受験生は労働一般常識で引っかかっていたようだ。私自身も、労働一般常識は労災の次に救済の可能性が高そうな気がしたが、大原の先生が言うのと私の見解も同じで、4択5問の問題形式になっていなかった場合は確実に救済対象となったと思われるが、4択5問になっていたせいで救済対象にならなかったのでしょう。労働一般常識に関しては私も確信を持って3点を取れたわけではなかった。国語の問題として取り組んでなんとか3点キープした感じだ。ここは運による要素が大きい。
全体を見渡して個人的には、労働一般常識と労災を救済することが妥当だったのではないかと思った。
択一式について
択一式については受験中に昨年より難易度が下がったと思っていた。
受験中に今年の問題の合格ラインも48点くらいかなと思っていた。
没問も無かったので、昨年と同じ48点くらいが合格ラインで、受験中の手応えとして50点超えをしているだろうと思っていた。
だが、自己採点の結果トータル46点の合格点ピッタリだった。
各科目ではまず労基安衛が4点という大ブレーキ。
こんなブレーキになるとは思っていなかったので、自己採点したとたんに「終った」と思った。労基安衛については、8点から10点取る予定だったので、足切りギリギリの4点というのは過去の本番と模試を全て考慮しても最悪の結果だった。
ここはどんだけ狂っていたとしても7点はキープしたかった。
そして、もう一つ社一労一も4点の大ブレーキだった。
これに関しては、受験生のほとんどが苦手としているところなので、6点で上出来。5点で妥当。と割り切っていたが、4点となると、他でリカバリーするのが苦しくなるので、辛い結果だった。
合格出来た要因としては、苦手科目にしていた厚生年金が9点と、7点くらいが妥当と思っていた労災が9点だったことで、ブレーキ2問をリカバリー出来たと思う。
国年の6点に関しては、最低でもあと1点の7点が欲しかった。
きっちりと取るべき科目でとって行かないと、私のように本番の運でリカバリーして受かるというのはレアなケースと思われる。
社労士試験の合格の極意は苦手科目を作らないということに限るので、どの科目でも万遍なく7点がとれて、どこか一つが8点であればトータル50点で文句無しの合格が得られると思う。
全体的に見て、今年はあれだけ救済があったにもかかわらず、択一の基準点が46点というのは奇跡に近かったと思います。
今年合格出来非常にラッキーでした。
最後に思うことは、社会保険労務士の試験はある程度箔のある国家試験の中でも、実力で合格出来る試験だと思います。今回の試験についても、昨年の試験についても、大原のテキストと問題、答練、模試を完璧にマスターしていれば確実に合格出来る試験でした。
逆に言えば、合格出来なかった人に関しては、やるべきことを完璧にやっていなかった努力不足ではないかと思います。
ただ、私のように合格点ちょうどで合格している人と、1点2点足りなかった人は、実力的にはほぼ同じだと思うので、そこは運だったと思いますが、完璧にこなしていさえすれば、50点越えをが可能な試験だったので、いずれにせよ合格しなければ行けない試験だったと思います。
受かってよかった。
会社は育児休業をとって来年秋に退職しようと思っている。
それまでに、社労士の実務研修を受けて資格要件を満たすことと、それまでにFPの資格にも取りかかりたいと思っている。
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