2013年1月18日金曜日

高次脳機能障害について

社会保険労務士の「審査請求・異議申し立て及び訴訟手続きグループ」という自主研究会の所属することとなった。
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という感じだが、島谷先生と言うこの自主研の座長を務めている人と昨年4月来で知り合って、年末に自主研参加のお誘いを受けたのだ。

今の私、お誘いを受けたら何でも参加するし、何処でも行きますというスタンスなので、早速参加してきました。

テーマ  「高次脳機能障害」について
講師   住友病院メンタルヘルス科 診療部長 池尻義隆先生

内容は、脳に損傷を受けた場合どのような症状になるのかなどについて詳しく講演してもらった感じでした。
高次脳機能障害になるメカニズムとして、脳梗塞やアルツハイマー、外部からの損傷などいろいろな要因で脳に損傷を受けて、高次脳機能障害になるそうです。

症状として
失語 (遂行機能障害)
失行 (注意障害)
失認 (記憶障害)
+社会行動障害

になるそうです。

要するに、脳のどこかに損傷をきたすと、人間を機械に例えると、どこかの機能が故障して正常に作動しなくなるのである。それが、行動だったり話し方だったり、どこかが動かなくなったりするのである。

高次脳機能障害の人は、先天的な障害者ではないので、軽度の人は外見では健常者と全く違いが判らないので、普通に一般生活を営むことも可能な例が多いようです。
ただし、例えば簡単な記憶が出来なかったり、作業が出来なかったりするような例もあるので、本人にとってはなかなか厳しいものがあるのも現実のようです。

我々社会保険労務士の使命としては、高次脳機能障害になってしまった方々へ、障害年金の手続きなど適切なアドバイスや申請を行う事を支援したり、高次脳機能障害の方がいる職場での対応方法の習得とアドバイスが出来るなどかと思います。
ただ、その前提として、今回はこういった障害を持つ人が世の中にいることを、理解することのを前提とした自主研究会だったのかな。と思ったりしました。

ちなみに、高次脳機能障害に対応できるお勧めの病院は、大阪では
障害者医療リハビリセンター
阪大病院
京大病院
がいいのではないかとのことでした。
講演をされた住友病院も診断は出来るそうだが、リハビリのことを考えると上記がよさそうな感じでした。
障害者医療リハビリセンターは各都道府県のあるので、とりあえずは最寄りの所に相談するのがいいそうです。

高次脳機能障害については、病状を診断する事よりも、病状を診断した後にいかにしてうまくリハビリをして機能回復を図っていくかが重要だそうです。
うまくリハビリをしたらリハビリをしなかったよりも5倍以上も、社会復帰の可能性が上がるそうです。

ここからは全くの私の感想ですが、この講演ハッキリ言ってかなり気分の悪い講演でした。
気分が悪いという表現が適切かどうかわからないのですが、私、血や臓器、脳なんかを見せられるとものすご~~~~く気持ちが悪くなるのです。
耐えられなくなるほど気分が悪くなったりします。
この講演では、脳の断面図やCTなど写真を駆使しつつ、脳みそについてこれでもかっ!と言うくらい、お話があったので、私自身「あ~、気持ち悪い。あ~、見てられない。」と言う気持ちで話を聞いていました。

そんなこんなの初めての自主研でした。

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