確定拠出型退職金について。
会社が拠出する金額が決まっている退職金を確定型退職金と言います。
要するに、もらえる額はわからないけど、退職金のために拠出する金額は決まっているという制度。
確定拠出型の退職金は、社員個人が運用することにより、将来の受け取り金額が増えたり減ったりする制度です。
会社側は、将来給付する金額を決めていた場合に、資金不足が生じる可能性がある「確定給付型」よりも、退職金のために拠出する金額が決まっている「確定拠出型」の方が、安心感があります。
一方、社員の側では、将来もらえる退職金の額が確定していないという不安要素はありますが、運用や受け取り時の景気次第で、受け取り金額が大きく増えたりする可能性もあります。逆に、大きく減らす可能性もあります。
ただし、昨今の物価上昇などを鑑みると、会社入社以来約35年もの期間を勤め上げて、退職金をもらう頃と、入社時の物価が乖離していたり、転職の可能性なども考慮すると、もはや確定給付型の年金制度は、先細りになるのではと考えています。
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