2014年8月5日火曜日

前職の上司から学んだこと

6月に前職の上司と呑んだ。
前職時代、僕も上司も同僚だったので呑まなかったのだが、もう同僚でもないので少しだがお酒を呑んだ。
前職の上司は、本当にいい上司だった。
よく言えば、何でも好きに仕事を任せてくれて責任は取ってくれるいい上司。悪く言え、完全に放置プレーの放し飼い上司。だった。
そんな上司のおかげで本当に好き勝手に仕事をさせてもらえた。
おかげで前職の最初の5年くらいは、会社に行くのが楽しかった。
上司と一緒にお客さんのところへ打ち合わせに行って、途中昼食を食べたり、喫茶店に入ったりしたら100%奢ってくれた。
僕は遠慮なく「毒饅頭!頂きます!」といって、上司は「遠慮なく食え!」「遠慮なんて言葉は最初からしりません。」といいつつ、容赦なく奢ってもらっていた。
その上司のおかげで、ダイビングも始めた。
公私共に本当にお世話になった。
僕はもう部下でもないのに、今年の6月に牛タンと酒を奢ってもらったりして、僕は本当に厚かましいヤツで、上司は本当にいい人だ。
そんな上司に向かって僕は、「すげー世話になったからお返ししたいんだけど、きっと無理だわ。今の僕のこの感じだとさー。でも、お返しは、直接返すんじゃなくてこれから出てくる後輩に同じように返すから、悪いけど出しっぱなしで回収なしと思っといてくれる?」  と言い放ったら、上司は「いいよ。こういうのは上の人間から下の人間にやるもんだ。お前の後輩が出来たら思いっきり飯を食わせて面倒みてやれよ!世の中そんなもんだ!」と言われた。
本当は、僕だって早く偉くなって上司にお返しをしたかったけど、ちょっと無理かもな~。と思ったりしている。
それはそうと、その上司は本当に人望があった。
社内でも社外でもその上司のことが嫌いな人はまずいなかった。
性格もさることながら、気配りもすごく上手だった。
そんな上司が6月に呑んだ(牛タンをご馳走になった)時に、ずっとお世話になった人にかかさずお中元お歳暮を贈っていたことを教えてくれた。
しかも、サラリーマンでありながら主要な客先全てに自腹でお中元を贈っていたそうだ。
1回の額は恐らく僕の初任給よりも多い額だった。
それを夏と冬に約30年間続けていたそうだ。
すごいと思ったのだが、そういう気配りがあったからこそ上司から任せてもらった客先でトラブルもなく僕は上手く立ち回れたのだと今になってつくづく思った。
上司からは、お前もそういう気配りをして上手く人付き合いをして早く偉くなれ!と呑みながら言われた。
と思い、昨日お世話になっている人に千葉の梨を送ってみた。
さすがに初任給と同額はむりだが、いつもより送る人を増やしてみた。
早く上司を安心させられるようになりたいな。

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